
モルドヴァ共和国
と
モルドヴァのワインについて

モルドヴァは黒海沿岸の国で ウクライナ と ルーマニア に挟まれた日本の九州よりやや狭い程度の面積の国で、1991年にペレストロイカを経てソ連から独立した新興国家です。
国民の大半が農業従事者で、その内の更に30%以上がワインに関係した仕事に従事しているフランスやイタリアを超える農業国でありワイン国家です。
現在、モルドヴァと日本は国交が結ばれていません。
どのような理由かわからないのですが危険な国家としての指定を受けているようです。
インポーターの担当者の話では
「実際に行った事が何度かありますが、どの辺が危険国家なのか分からないほど牧歌的で平和な国ですよ」
とのことです。
(国交が結ばれていない最大の理由は単純に国益というメリットが無いだけなのかもしれません)
実際に我々と同じ酒ディスカウントグループの方が現地に行ってきた様子が記録されたブログがありますので、
ご興味のある方は是非お目通し下さい。
「モルドヴァのフィネス」http://tishbite.exblog.jp/
モルドヴァ国民の平均所得は日本の16分の1、物価は日本の5分の1程度だそうですが、国民の生活に対する満足度は日本より高いそうです。
(私はいつか、彼の国に行ってみたいと強く思っております。)

<モルドヴァの花売りさん♪キュート♪>
モルドヴァ共和国のデータ。
地域:東南ヨーロッパ
北緯45.28〜48.28 東経26.40〜30.06
面積:33700u
人口:440万人
首都:キシニョフ
民族:モルドヴァ人 64.5% その他ウクライナ、ロシア、ブルガリア、ガカウス人
言語:モルドヴァ語(=ルーマニア語)、ロシア語
気候:大陸型
黒海の影響で比較的温暖で、短く湿度の高い冬、乾燥した長い夏。
1月の平均気温は −5℃〜−3℃、7月の平均気温は19.5℃〜22℃。
年間降水量は405mm〜550mm。
年間の日照時間は2060〜2360時間と葡萄栽培に最適かつ理想的なテロワール。
フランスのブルゴーニュやボルドーと同緯度に位置し、黒海沿岸の影響で穏やかな大陸性気候で葡萄栽培には最適の気候条件といえるでしょう。
(プルカリ社の畑の風景)
モルドヴァのワイン
モルドヴァのワインが何故に今迄 日の目を見なかったか?
その理由はソ連の崩壊が始まる1990年代初頭までロシアが最大の顧客であった事と東西冷戦がその理由だったようです。
(つい最近迄、最大の顧客はロマノフ王朝で、その名残が現在もクリコヴァ社の地下ワインセラーに眠っている
そうです)
ペレストロイカ以前、社会主義国家であったため非常に閉鎖的な環境下にあり、またそれ故に基幹産業のワインが国営企業であったのもその一因といえるでしょう。
とは言え、やはり「良いものは良い」で、パリ万博でメダルを多数受賞し、イギリスのヴィクトリア女王を始めとした王室に献上された資料が残っております。
(ギネスブックにも掲載されている世界で最長のワインセラー。貯蔵量も世界一ィィィ!www。)
週刊モーニングで連載中の「神の雫」のコラムで若干の紹介を受けましたが、まだまだ日本での知名度は低いのが現状ですが、非常に素晴しい品質を誇るワインが数多く存在しております。
またモルドヴァは世界最古のワイン生産地と言われ、7000年前から自生した葡萄が存在し、5000年前には人の手による葡萄栽培とワイン造りが行われていたそうです。
昔ながらの伝統と習慣を守り、質素でありながらも平和で穏やかな生活を送るモルドヴァの人々の実直さは実によくワインに表現されており、パーカーポイントが高いだけのパワーだけのワインとはまったく別のベクトルのワインは、凝縮度の割りにアルコール度数が低いため飲み疲れず優しいフィネスに溢れたワインといえるでしょう。
ロバート・パーカーjr.が胡散臭く感じる方、是非ご賞味下さい。